Feral Phoenix (feral_phoenix) wrote,
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【日本語に】あたたかいふゆ。【小さな話を書いてみた】

...I don't know, either. This is kind of an expansion on that drabble called "Winter" that I did ages ago!


※Aエンド後
※レオン→ガルカーサ←ネシア
※ツンデレの人と困った人萌えご注意(笑)
※エミリオのブラコン
※ばかばっか
※絵を描きたいけど明日とかしようつもり
※うp主が日本語をまだまだ勉強してる外国人なので不器用なことがあったりご無視すれば助かります!


『あたたかいふゆ。』



当たり前なことかもしれないが―。
…ブロンキア帝国には、冬は酷く寒い。
毎年冬になると雪ばっかり。真っ白の世界。

…そしてあの赤髪は意外とその寒さが好きそうだ。
魔竜の血のせいかどうか分からないが、寒さをあまり感じていないと言ってた。
むしろ、寒い日にいつもより元気な顔をする。
寒さは魔竜の熱を楽にしてくれるらしい。

だから毎晩、こうやって雪原で遊ばせてやる。
俺とアイツとエミリオ。
戦い振りしたり、走ったり、笑ったり。
この寒い国で体を動いて心が熱くなってくる。
これは、俺たち三人だけの、自由な時間。


…問題は城に戻る時。


「……ぅぅぅ。」

ああ。
つまり、彼自身の言葉を借りたら、囲炉裏で膝を抱えてる魔術師はまったく困った人だ。

「お前、大丈夫か?」
「…ぅぅ。」

ガルカーサはとなりに座って、優しくその小さな体を抱きついた。
まるで自分の血の暑さを貸すように。

「こら、お前の手が冷え切っただろ。ちょっと見せてくれ」
「は、はい。すみません…」

弱い声でそう言って、ネシアはガルカーサに手を伸ばした。
囲炉裏の前の二人は自分たちだけの世界にいた。
ただ見てるだけで腹が立った。

「今夜その塔の上の部屋はだめだろ。そこで寝たら死んじゃう。」
「大丈夫と…言いたいですが、恐らくガルカーサの言った通りですね。すみませんが今夜も貴方の部屋で寝てもらいますね。」
「誤るな。俺たちは仲間だろう?ならいい。」

正直、これはうぜぇ。
いつも他人のことを心配するこの赤髪をちょっとだけ安心させたのに、城に戻ったばかりですがりたい者が現れた。
せっかく普通の青年のように遊ばせたのに、皇帝であることを覚えられた。
うぜぇ。

…そして。
冬が苦手っと言っても、程がある。
ネシアはそんな性格だから、ガルカーサの優しさに乗じて弱いフリをしてるかもしれない。
…奪い取ろうとしてるように。
あーぁ、頭きた。
そんな可能性を怖がるわけがない。…ただうぜぇ。

「―ネシアお兄ちゃんは、お兄様の部屋で寝るの?」
妹の問いに囲炉裏の二人が俺たちを見た。
「ああ。凍らないようにな。塔の部屋が寒すぎるらしいし、こいつは冬が苦手だからな」
「へぇ~」
エミリオは背中の裏で腕を組んで、小さく首をひねった。そして拗ねて唇を尖らした。
「ネシアお兄ちゃんだけがお兄様と寝るなんてずるいよぉ~!」
…常識家の登場か。
「ボクも一緒に寝てくれて!だって、三人サンドウィッチしたらもっと暖かいんだもんね☆
…………どこから突っ込むべき分からねぇ。

ガルカーサは面食らう顔をしたが、ネシアは小さく微笑んだ。
「―まあ、これはまず暖かさの問題ですねぇ。そして確かにエミリオさんの言う通りです。貴方はどう思います?」
「…兄妹として、一緒に寝たことがないな。あのベッドがデカイし、三人も寝たら問題ないだろう。ネシア、お前どう思う?」
「フフフ。陛下の部屋ですよ。私が決めるべきことではないでしょ?」
「フン、ならいいぞ。エミリオも一緒に寝ていい。」
「わぁい~」
ああ、分かる。つまりお前らが馬鹿ばっか。

赤髪、あのチビ、そしてあの野郎は全員笑ってた。
当たり前なことだ、と言ってるように。
疲れ果てしまう時までガルカーサは他人のために生きてゆくべき、と言ってるように。
…そして俺は何も言わずに見てた。
俺は、アイツのことや俺の居場所を守りたいなら、自分でなんとかしなきゃのに。

……いいぜ。
俺はちょっと「ワガママ」とはなぁにって教えてやる―





…で、
今夜焔帝陛下の私室の広いベッドの上には、
右に黒いリボンを付けピンクパジャマを着てクマのぬいぐるみを抱いてた幼女。
「ん?ネシアお兄ちゃんはそれ以上着替えないの?」
兄妹の間に白いローブを脱ぎたがってなかった魔術師。
「いいえ、それはちょっと…」
左にアホの赤髪。
「エミリオ、この恥かしがりやを気にするな。」
そう言って、ガルカーサはこっち向かえてイラついた声でつぶやいた。
「…それにしても、ネシアもエミリオの件を分かるけど、お前までどうして一緒に寝なきゃいけない?」
……ついにガルカーサの左に俺。

ボッと、頬が熱くなってきた。
くそ。…怒ってるフリをして俺は顔を背けて壁に向かった。
「ゔーる゙ーぜえ゙ー!こんな状況でシャペロンが必要だろ!?」
「…は?」

そうやって。
今夜そのベッドは、ガルカーサを愛してる馬鹿に込んでしまった。


--------------
【あとがき】
双子はこの後の朝すごく怒って「それじゃあ、私たちにも!」を言うだろう。
陛下が自分の可愛さを知らないモテ子すぎて、弟にしたい…(笑)
Tags: blaze union
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